2024年07月N1真题

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  1. 食品の ( 腐敗 ) を防止する

  1. こちらの方が ( 粗い ) ようだ。

  1. これは胃の ( 粘膜 ) を保護する薬です。

  1. 医学の進歩によって、人々の ( 寿命 ) が延びた。

  1. 手紙の内容は私を ( 戒める ) ものだった。

  1. ( 誓約書 ) に署名する時、少し緊張した。

  1. 今回の遺跡の発見はこれまでの説を(  )から覆すものになりそうだ。

  1. 1年で一番忙しい時期なので、休日を(  )して働いています。

  1. 外部からの問い合わせの電話は、用件を確認して担当者に (  ) ください。

  1. 新しい生活への期待と不安が (  ) し、気持ちが落ち着かない。

  1. トンネル工事が始まって 1. 年になるが、地盤の弱い箇所があり、工事は (  ) している。

  1. 会場は、人々の話し声で (  ) と騒がしく、アナウンスがよく聞こえなかった。

  1. 登山に誘われたが、あまり経験がないので、みんなの (  ) になると思い、断った。

  1. これは A 社に ( 委託する ) ことにした。

  1. その話を聞いて、 ( すがすがしい ) 気分になった。

  1. リフォームの費用を ( 工面 ) する必要がある。

  1. それは仕事の道具なんだから、 ( ぞんざいな ) 扱いをされては困るよ。

  1. 男の子は父親の話を ( うなだれて ) 聞いていた。

  1. 悪天候による工事の遅れは、担当者にとって大きな ( 打撃 ) だった。

  1. ( 風潮 )

  1. ( もたらす )

  1. ( 撤回 )

  1. ( 補填 )

  1. ( コンスタント )

  1. ( ずばり )

  1. 机の引き出しを整理していたら、 以前使っていた電卓が出てきた。 まだ使え(  )するが、 使う機会がなさそうなので処分しようと思う。

  1. 彼はわずか 27 歳(  )市長となった。

  1. (ホームページで)当センターの相談窓口に(  )、事前にご連絡をお願いいたします。

  1. 6歳の息子は、 将来私と同じ消防士になりたいと言っている。 実際に(  )、そんなことを言ってくれたことがうれしい。

  1. A 大臣は、 週刊誌の報道について、 「事実ではないにもかかわらず、あたかも事実である(  )報道されたことは遺憾である」と述べた。

  1. 今日はさんざんな一日だった。 自転車はパンクするし、財布はなくすし、しまいには 大雨に降られ
    てずぶぬれになる (  )。

  1. 森選手の予選敗退は、けがが原因だと言われているが、本人は 「けがは関係ない。 単に実力
    が足りなかった(  )」とコメントしている。

  1. エアコンが故障してしまい、この 1. 週間暑くて大変だったが、 今日ようやく修理してもらえた。 こ
    れでもう暑さに(  )。

  1. (天気予報で) 「明日は低気圧の発達に伴い、 西日本を中心に風雨が(  )。」

  1. (育児の本で)3歳前後の子供は、「なぜ?」 「どうして?」と何でも(  )。 周囲の大人はめんどうくさがらずに、そういった質問に向き合ってあげましょう。

  1. 息子が通っているピアノ教室の発表会で、緊張して引けなくってしまった子がいた。大人だって ___ ___ ___無理はないだろう。

37.(テレビ番組のナレーションで)「蚊と言えば、動物の血を吸うイメージがありますが、実は血を吸うのは雌だけだそうです。しかも、 ( ) 専門家に詳しく聞いてみよう。

  1. 昨年度までは社内研修後のアンケートを記述式で行っていたが、まとめるのに時間がかかる ( ) を踏まえ、今年度は選択式で行うことにした。

  1. 枕を変えたら、今までより良く眠れるようになった。自分に合った ( ) 驚いた。

  1. 人工知能をはじめとする ( ) 企業が多い。

以下は、医師が脳と心の健康について書いた文章である。人には会いに行こう人に会いに行こうというと、当たり前だと思うでしょう。わざわざ人には会いに行こうとしたのは、電話や手紙 (もしくはメール)ですませるのではなく、会うことに意味があるからです。会うのは、コミュニケーションとしてきわめて重要です。つまり、コミュニケーション は自分の持っている情報を伝えるだけでなく、相手との共感がありますが、自分自身の規制、相手の規制にもつながる場合もあります。会って ( 1 ) 、相手も変わり、自分も変 わる可能性があるということです。コミュニケーションではお互いにわかりあう、つまり共感がたいへん重要です。相手の身になって何かを感じる、それは相手の感情かもしれないし、痛みかもしれません。こうした共感こそ、人間のコミュニケーションです。会わなくても電話や手紙 (メール)でも、こうした共感は生まれますが、相手の身になることができるかというとむずかしいでしょう。やはり実際に ( 2 ) 本当の共感は生まれると思います。
脳にとっても、刺激の度合いが違います。初恋の人とデートをしたときのことを ( 3 ) 。 胸がどきどきして、たいへん緊張したでしょう。初恋の人でなくても、好きな人に会えば脳は活性化し、ときめき状態を維持しますし、反対に嫌いな人に会うとそれなりの負の感情が生まれてきます。感情の流れが生まれ、共感も発生します。当然、脳も喜びにあふれるでしょうし、反対に嫌悪の情が流れることもあるでしょう。それだけ活性化される ( 4 ) 。やはり人には会いに行きましょう。ときめきを求めて。

(1)
「練習ではできていなかったのに、試合では技を成功させられた」などという場合に「すごいね」とほめられると、「私は本番に強いから、練習はそこそこにして、本番で勝負をかければいい」と思ってしまいがちです。
本番に強いのは悪いことではありませんが、練習でしっかりできていないことを「本番になればきっとできるだろう」と考えるのは、甘いと言わざるをえません。そのようなスタンスでは、トップクラスの結果を出すことはとうていできないでしょう。真の実力をつけるには、やはり練習でも常に全力投球する姿勢が必要です。

(2)
感情とは、単純な生理的な反応のことではありません。電車のなかで足を踏まれても、踏んだ相手の自分への対応によって、怒りになったりならなかったりします。自分が痛い思いをしても、ときに注)相手の方に同情しさえします。人が感じる怒りとは、自分が傷つけられたという実感に加えて、その傷つける振る舞いが不当であるという判断も含まれているのです。このように感情は、じつは価値判断に基づいているのであり、すでにそこには思考があるのです。(注)ときに: 時には

(3)
科学者は、一般に疑り深い。原因と結果が単純に結ばれる場合はそうでもないが、複雑な経路でつながっている場合には、論理の道筋がちゃんとたどれない限り疑い続けるのが通例(注)である。だから、新聞のインタビューなどで意外な結果や思いがけない現象について意見を聞かれたとき、必ず「もしそれが事実とすれば」という前置きをしてから推測を述べることになっている。より重大な結果を主張した論に対しては、より確実でより強固な証拠を要求するのも、その理由からである。(注) 通例: ここでは、一般的

(4)人間は一人では生きていけない。誰かと依存し合っている。かつては、自立ということを単純に考え、依存を少なくするほど自立すると考えられたこともあった。しかし、現在の心理学はそれほど単純に自立と依存を一直線上にある対立概念としては見ていない。適切に依存し、そのことについてよく自覚している者こそ自立しているのだ、と考える。依存をなくそうと努力するあまり、人間は孤立してしまい、そのために生じる障害によって、かえって自立性を奪われてしまう。

私は、何を表現したくて漫画を描いているのか? マンガ家を目指したころから考えていた。(中略)古代から、似た物語はたくさんある。ドラマ(注1)作りで大事なのは、新しい筋立て(注2)やエピソードを無理やりひねり出すことより、 作者独自の考え方を、 ドラマにのせて表現することなのだろう。十代の私は、そう気づいた。 しかし「自分の考え」をどうやって確立するのか? 自分の考えのつもりでも、 人の意見に引きずられているかもしれない。そこで新聞を使った「修業」を思いついた。 毎朝、新聞を適当に開き、 目をつぶって紙面を指す。そして指先にふれたところに載っていた記事の中の人物になりきって「この後どうすればこの問題が解決するか? どう振舞うのがベストなのか?」を毎日、真剣に想像した。
これをくり返すうち、 自分なりの考え方をきちんと言葉で表現する大切さが分かってきた。 そして自分が何を表現したいのかも、 おぼろげ(注3)ながら見えてきた。突き詰めると、 私は「ヒロインが何を考えているか」を描きたかったのだ。それまでの少女漫画には、 主人公である少女が能動的に動く物語が少ないように感じていた。 それよりヒロインの喜怒哀楽、 感情が描かれることが多かった。 でも私は、自ら考え決心して生き方を選ぶ少女を描きたかった。そのため私の作品では、 何かを決意するまでのヒロインの試行錯誤が長い。 第一読者である担当編集者には「理屈っぽい」と言われ続けている。 「ヒロインが泣く時に読者が共感してくれるんだ」とアドバイスされても、泣く前に考える女性を描き続けた。(注 ドラマ: ここでは、 ストーリー(注 筋立て: 話の組み立て(注 おぼろげながら: ぼんやりではあるが

(2)以下は、生物の進化について書かれた文章である。
世界中にさまさまな形の角を持つカブトムシ(注1)がいますが、 その中のどれかが生き残りやすいということはありません。カブトムシとしての条件さえ整っていれば、角の形はどれでもいい。たまたま突然変異(注2)でいろいろな角のカプトムシが生まれ、 そこには環境圧力がからなかったので、 どれも生き残っただけの話です(もちろん、たとえば移動が困難なほど巨大な角など、生きるのに邪魔になる形質の個体は淘汰(注3)されたでしょう)。こうした形質は、進化のプロセスにおける「遊び」の部分だといえます。たとえば自動車なら、四角い車体にタイヤが四つあり、中にはエンジンやハンドルがあるといった 基本形は、どのメーカーでも変わりません。しかしそれ以外の細かい部分――ヘッドライトの形やシートの色や材質など――は、自動車としての本質にあまり関係がないので、車種やメーカーによってかなり多様性がある。 デザイン的に遊べるのです。生物の場合も、デザイン的な遊びを入れる余地がなく、多くの種に共通する基本形はあります。生きている環境が同じなら、体型が似てくるのは当然の成り行きで、これは「収斂進化」と呼ばれています。たとえば哺乳類であるイルカの体型が魚類と似ているの収斂進化の結果のひとつです。(中略)突然変異は生物の多様性を拡大しますが、 環境圧力にはその多様性を絞り込む役割があるといえるでしよう。生物の進化には、その両面があるのです。(注 カブトムシ: 昆虫の一種で、雄は角を持つ(注 突然変異: 親にはない生物的特徴が子に現れること(注 淘汰される: ここでは、滅びる

(3)不正に対して、腹の底からふつふつと怒りが湧き上がってくるのは、人間にとってとて も大切なことです。そして、それが大きな共感となって社会全体に広がるとき、社会変革のうねり(注)が訪れます。しかし同時に私たちは、 ( 「正しい怒り」の罠 ) についても、きちんと知っておかなくてはなりません。 「正しい怒り」で胸がいっぱいになると、 「怒っている私こそが正しいのだ」というふうに、私を正義の側に置いてしまいがちになります。すると、 私の正義を邪魔するものは「悪」である、 という思考回路ができあがります。それがさらにもう一歩進むと、「悪」である彼らに正義の裁きを加えて社会を良くするためならば、こっちだって少々の「小さな悪」を行なってもかまわないはずだ、となってしまうことすらあるのです。歴史を振り返ってみれば、このような行き過ぎが何度も繰り返されてきました。そして 「正しい怒り」で胸がいっぱいだと、なかなかそのような罠の存在に気づけません。すなわち、ほんとうの意味で「正しく怒る」とは、「不正は許せない!」という怒りによって動機づけられた自分の行為のひとつひとつが、客観的に見ても「正しい」と言えるのかどうかを、 たえず冷静に自己点検しながら、その怒りのエネルギーを上手に正義へと結びつけていくことではないかと私は思うのです。それができてはじめて、私たちはより良い社会を作っていけるのです。(注)うねり: ここでは、大きな動き

(4)経済学者のケインズは、「本を読むときは好意的に読まなければならない」と発言したことがあるが、それは、ケインズの論敵(注1)だったある経済学者 (スージーだったと記憶している)が、最初から悪意に基づく批判的な態度でケインズの著書を読むために、肝心の論点 を一向に理解しないこと(できないこと)を嘆いての発言であった。つまり、読む前から批判的な姿勢を持っていると、批判という意図的フィルターの介在によって、他者のつくった知的生産物との関わり方が、出発点から歪んでしまうのである。高名な著者になんとかして批判の一矢を浴びせてやろうと意気込んでいる人が書いた書評などを読むと、浅薄な(注2)揚げ足取り(注3)に終始している場合が実に多いのは、そのせいである。そんな読み方をしていては、「知」が血肉化する(注4)ことなど到底ありえない。やはり最初は、好意的な読みからスタートした方が得だろう。
好意的な読み方の先には、没入(注5)して読むという世界があると私は考えている。好意も批判もなく、ただ夢中になって読む。徹底的に読む。そうやって読んだものこそ、無意識のうちに内在化(注する。(中略)
ただし、私は批判的な読み方が不要だと言っているのではない。没入しないと深く読めないと言う一方で、しかし、批判的に読まなければ、読みが鋭くならないとも実感している。では、 どうすれば良いのだろうか。 バランスを取るにかぎる、 と物知り顔(注7)で言う人もいるかもしれない。しかし、ここで必要なのは、両者のバランスを取ろうとすることではない。そうではなくて、このふたつの読み方を意識的に往来することなのだ。(注 論敵: 論争の相手(注 浅薄な: 思慮が足りない(注 揚げ足取り: 重要でない部分を取り上げて批判すること(注 血肉化する: ここでは、自分のものになる(注 没入する: 熱中する(注 内在化する: ここでは、身につく(注 物知り顔: よく知っているかのような顔

以下は、ある数学者が書いた文章である。数学というものは、解き方がわかってしまったあとで、力がつくことはない。解き方を身につける前の、まだ解き方のわからない間だけが、力をつけるチャンスである。解けるようになるのは同じでも、それまでのあり方で、力が身につくかどうかが、きまってくる。それに、おもしろいのも、本当は、まだ解けないで、いろいろと考えている間である。解けなきゃつまらないようだが、それは早く解こうとあせるからで、楽しみは解けるまでのほうにある。解けるようになったあとは、むしろむなしい。だいたい、「答えのわかっている謎」なんて、意味がない。解き方がわからないからこそ、問題の名にあたいするのだ。もちろん、まったく手がつかない(注1)のでは、おもしろくもないが、案外に、多少はわからないでも、うまく ( 頭のなかに飼っておく ) と、そのうちに馴れてくれて、わかってきたりする。その、だんだん少しずつ、わかりかけというのも、オツな(注2)ものだ。そのためには、それを飼っておく、頭の牧場がゆたかでなければならない。本当のところは、数学の力というのは、いろいろとわかったことをためこむより、わからないのを飼っておける、その牧場のゆたかさのほうにあるのかもしれない。とくに、公式などをおぼえるのには、ぼくは反対である。それは簡単すぎて、少しもおもしろくないし、おぼえたものは忘れるものだ。とくに、急いでおぼえたものは、早く忘れる。同じおぼえるにしても、なるべくなら時間をかけたほうが、長持ちする。(中略)このごろは、テストでおどされる(注3)ことが多いので、わかること、解けることを急ぐ傾向にある。たしかに、テストなどでは、時間がかぎられているので、急ぐのも多少は仕方がない。しかしながら、時間を制限されたときに急いでできるためには、時間の制限されていないときに、時間を気にしないでやっておいたほうがよい。テストで急ぐためには、テスト以外では急がないほうがよいのである。どんなやり方でも、わかって、問題が解けるようになる、という結果は同じかもしれない。しかし、ゆったりとやると、そのわかり方にコク(注4)が出てくるものだ。そして、その結果に達するまでの道筋を楽しむことで、力がつく。勉強を楽しむなんて、と思うかもしれないが、それは目的ばかり見てあせるからで、楽しむ気になれば、なんだって楽しめるものだ。(注手がつかない:ここでは、できない(注オツな:ここでは、おもしろい(注おどされる:ここでは、早く問題を解かされる(注コク:深み

Aまじめで責任感が強く、負けず嫌いな人は「あきらめない」傾向があります。「あきらめない」ことは、基本的にはもちろんいいことなのですが、しかし一方、あきらめたほうがよいことも、実はけっこうあるものです。
一所懸命に取り組んでも、うまくいかない、成果が出ない、充足感や満足感が得られ ない。そうした場合は「あきらめる」というのも、十分よい選択肢になります。 こうした場合の「あきらめる」とは、「やめてしまう」ということです。やめる際には、「うまくいかなかった。やめてよかったと思うのがコツでしょうね。 うまくいかなかったことを悔やみつつやめるのは、避けたいものです。それでは、うまくいかなかったことが尾(注)を引いてしまいます。「うまくいかなくてよかった」と思うくらいがちょうどいいでしょう。それができるようになると、一時的には落ち込んでも、 立ち直りが早くなります。

B最近は仕事で悩んでいる人に対して「無理をしないであきらめたほうがよい。」というアドバイスを目にすることがある。もちろん体調を崩してしまうような場合には途中でもやめるべきだ。しかしあきらめるということは、やれることはすべてやり尽くしたあとで考えるべきではないだろうか。困難な目標ほど簡単には達成できないものだ。だから、最初から、できなければあきらめてもいいんだという気持ちでいては、つらくなったときに頑張り続けることができない。仮にどうしてもうまくいかずにあきらめることになったとしても、精いっぱい努力した結果ならば納得できる。落ち込んだりくよくよしたりするのではなく気持ちを切り替えて、しっかり原因を考えて次に生かすことが重要だ。(注)尾を引く: ずっと残る

子育て(養育)にしろ、学校での教育にしろ、当事者(親・教師)が心がけなければならないのは、まず子どもは親(教師)の思うとおりにならないということである。あるいは、こちらの思うとおりになったら、かえって問題だということである。「子供は親(教師)の思う通りにならない」という意味は、甘やかして野放図(注1)にしていいということではない。反抗は望ましいから、大いに結構だとも違う。もともと、親も教師も言葉で説得できるようになる以前から、まず子ども(生徒)たちを家庭や学校の生活の枠組みに入れなければならない。絶対に放っておくわけにはいかないし、理屈抜きで生活の型や秩序を押しつけざるをえない。それが親や教師の社会的役割であり、個人としてはどうかと思うようなことも、親や教師は、一律に画一的に身につけさせようとする。それは避けられない。望むと望まざるとにかかわらず、みんながやらなくてはならない。人間が社会的動物であるということは、そういうことであろう。動物が持って生まれてきた本能で自由に生きられるのに対して、ひとの子どもは動物的な本能を抑圧されて、社会的規範を生まれてから次々と覚え、身につけていかねばならない。これは、ほかの動物と比較すると、不自由なことである。親や教師は、そういうひとの宿命である不自由を子どもたちに身につけさせなければならない。(中略)そういう社会的規範は、今の社会のレベルや段階が必要としていることであり、本当にひとの幸福にとってふさわしいものかどうかはわからない。ましてや、生まれ育っていくその子どもにとって、絶対的に必要なものかどうかもわからない。ただ、わかっているのは、社会的に生きていくために今ある社会的規範やルール、考え方をひとまず受け入れなければならないということだけである。そして、そういうひとを規制し構成してきたもろもろ(注2)の精神的な財産は、時代とともに変わってきたという事実である。だから、次の世代は、私たちと同じにはならない。したがって、子どもは親(教師)の思うとおりにはならないのだ。だから、次の世代は、私たちと同じにはならない。したがって、子どもは親(教師)の思うとおりにはならないのだ。もちろん、思うとおりにしようとすることは避けられないとしても、思うとおりにならないことを覚悟しているべきである。それが子ども(生徒)や、あとの世代の人たちへの尊敬であり、信頼であろう。「こちらの思うとおりになったら、かえって問題だ」も同じことだが、現在の人間や社会がすでに理想を実現した完璧な社会であるはずがないし、私たちが正しいと思い、子どもたちに押しつけている社会規範やルールも、あくまでも暫定的なものにすぎない。だから、私たちが予想した以上に、私たちの思いどおりになる子どもができてしまったら、大変なことになる。おとなと子どもとの誤差は、基本的にはいつでも歓迎していいことである。(注野放図にする:勝手にさせる(注もろもろの:さまざまな

秋川大学>秋川大学図書館>一般利用一般の方の図書館利用について秋川大学の学生以外の一般の方も、研究等の目的のために、秋川キャンパスにある中央図書館と文学部図書館の資料が利用できます。【入館方法】・図書館利用カードをお持ちの方は、自動入退館ゲートから入退館ができます。・お持ちでない方は、カウンターで一日入館証を発行いたします。【図書館利用カードについて】
・図書館利用カードは、図書館資料の貸し出しの際に必要になります。
・発行をご希望の方は、身分証明書をお持ちになり、中央図書館、または文学部図書館のカウンターにお越しください(文学部図書館では平日のみ受け付けています)。・平日の9時から17時までの間に申請を受け付けた場合、その日のうちにカードをお渡しします。平日の17時以降、および土日に受け付けた場合は、次の平日開館日以降にお渡しします。【貸し出しと返却】
・貸し出し冊数は5冊まで、貸し出し期間は2週間です。・中央図書館の貸し出し受付時間は閉館30分前まで、文学部図書館は閉館15分前までです。
・開館時の返却は、カウンターで受け付けています。閉館・休館時は、ブックポストに入れてください。【資料の複写】・館内の複写機で、図書館資料の複写ができます。・複写機は、中央図書館は閉館10分前まで、文学部図書館は閉館時間まで利用できます。【開館時間】

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2 番 まず話を聞いてください。それから、二つの質問を聞いて、 それぞれ問題用 紙の 1 から 4 の
中から、最もよいものを一つ選んでください。

ToNihon

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